sugarlessのMTGブログ

MTGへの愛は永遠に

さすがに禁止改定に触れないわけにはいかない。

こんにちは

 

普段、MTGのトレンドには積極的に触れてはいないのですが、今回は危機感を感じたので少し今回のことに触れていきたいと思います。

 

「守護フェリダー」突然の禁止

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詳しくはコチラをご覧ください。

 

本来、MTGの禁止改定は発表される日にちがしっかりと決まっています。

この日に発表するから、その日までは変更がないということを約束しています。

 

2017年4月24日は当初より設定されていた禁止告知日でした。

そこではスタンダードのカードには変更がないということが告知されました。

 

その2日後、26日に「守護フェリダー」の禁止の発表。

 

今回の禁止改定は急遽、禁止改定告知日ではないのに発表されました。

異例の変更です。

 

「守護フェリダー」が禁止されること自体の是非に関しては、スタンダードをやっていないので何も言うことはないです。

 

しかし、このタイミングでの変更についてはいろいろと思うことがあります。

 

禁止のタイミングについて

本当に禁止されるべきカードだったのであれば、早ければ早いほど良かったと考えています。

プロツアー後にサヒーリデッキが依然として支配的になってから禁止になるよりはいいことだと思います。

 

禁止告知日を守ることは大事だと思います。ただ、現状のゲームに問題があるカードが存在するのであれば、即座に取り除くべきだと考えています。

 

カードを買いずらくなるとか、大丈夫だと思って買ったカードが急に使えなくなるなど、プレイヤーにとってはつらいこともあると思います。

 

しかし、このままゲームにあるバグを取り除かずにMTG自体のゲームとしての価値が相対的に落ちていく方が大きな問題だと考えますし、そちらを解決することの方が優先順位が上です。

 

もちろん、禁止がないほうがよいのは間違いありませんが。

 

今回の判断は正しかったのか?

個人的な見解としては、正しく、英断だったと考えます。

前例を打ち破り、明らかになった問題を取り除いた。

MTGのスタンダードはこの決定によって、おそらくいい方向に進んでいくと思います。

 

問題点は禁止の理由にある

前述のとおり、禁止というウィザーズの決断については評価しています。

ただ、その理由を確認すると手放しに喜べない問題が浮き彫りになってきます。

 

禁止改定に際しての、公式の説明文を引用してみます。

 最初の告知の後で、史上初めて、公式発売日前の新カード・セットをMagic Onlineでプレリリースしました。これが月曜日のことです。おそらく数週間かかると予想されていたメタゲームの全体像が2日で明白になり、コピーキャット・コンボによって不均衡になっていることがわかりました。本来その天敵であるはずのマルドゥ機体をも圧倒していたのです。このことと、多くのプロやコミュニティ全体からの意見を受けて、私たちは行動することにしました。

 

 要約すると、「MO上で早くもサヒーリデッキが支配的になったのでBANします」ということです。

プロやコミュニティからの意見は、24日の本来の禁止改定告知前から存在していたものです。

よって、26日の再告知に影響を与えているかもしれませんが、それは理由と呼べるものではありません。

 

今回の理由は「サヒーリデッキの環境支配」です。

そして、それがMOでのリリース2日目に分かりました。

 

サヒーリデッキの支配を見抜けなかったことが問題

MOで2日にして明らかになった問題に対して、ウィザーズ内部がそれを発見できずに、「守護フェリダー」を禁止にしなかったことは恐ろしいことです。

本当に恐ろしい。

 

20年以上の開発の歴史があるゲームなのに、

プレイヤーがアモンケットのカードを知るずっと前から、それを知っているはずなのに、 

問題を発見する時間は2日とは比べ物にならないくらいとれるはずなのに。

 

細かい指摘を入れれば、サヒーリコンボと共にマルドゥ機体は既存のデッキであるのに、その2対のデッキのバランス関係も把握できないとはどういうことなのでしょうか。理解に苦しみます。

 

もちろん、当事者であるウィザーズはこのデベロップの問題を猛省しているとは思います。反省よりも前に今回のような問題を見抜けなかったプロセスに何があったのか説明が欲しいと思います。

 

さいごに

MTGを調整するのは、素人が想像するよりも何千倍も難しいことだと推察します。

なので、途中で急な修正が入るのも仕方がないと思います。

ただ、今回の禁止は「密輸人の回転翼機」が禁止されたのとは毛色が全く違うものです。

大きくユーザーの信頼を損なったものになってしまいました。

スタンダードというシステム自体にも限界が来ているのかもしれません。

近々、そこら辺のことについても書いてみようと思います。

 

みなさん、今回の急遽の禁止改定についてはどう感じましたか?

 

 

ストンピィに勝つ!!!! 青赤パズルはどうですか?

こんにちは、もうアモンケットが発売されていますので新環境ですね。

 

既存のデッキが強化されてはいますが、大きくメタは動かないと予想しています。

 

だと、トップメタは「緑単ストンピィ」

 

このデッキに勝つためには、軽量な除去を使うことが大事です。

相方にはボーラスの占い師も。

 

いま、トレンドの青赤氷雪フェアリーはそういったところをしっかりおさええいるので、しっかりとストンピィと戦えます。

 

ただもう少しコントロール寄りにして、確実にストンピィに勝ちたい方にはこのデッキがおすすめです。

 

creatures:4
4 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》

spells:36
2 《払拭/Dispel》
2 《炎の稲妻/Firebolt》
1 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4 《感電破/Galvanic Blast》
4 《稲妻/Lightning Bolt
4 《定業/Preordain》
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《対抗呪文/Counterspell》
1 《論理の結び目/Logic Knot》
1 《禁制/Prohibit》
2 《熟慮/Think Twice》
1 《除外/Exclude》
4 《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
1 《綿密な分析/Deep Analysis》
4 《双角の連続襲撃/Flurry of Horns》

lands:20
4 《大焼炉/Great Furnace》
3 《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
4 《教議会の座席/Seat of the Synod》
3 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
4 《急流の崖/Swiftwater Cliffs》

sideboard:15
2 《電謀/Electrickery》
3 《水流破/Hydroblast》
4 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《オーラの変転/Aura Flux》
2 《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》

 

青赤パズルとは

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「パズルの欠片」のアドバンテージを軸にしたコントロールデッキです。

3マナで5枚の中からインスタントか、ソーサリーを2枚取ることができます。

 

3マナで2枚だと、「予言」相当ですが、土地ではなくスペルを確実に2枚持ってくる動きは強力です。

 

しかし、その特性上、デッキのほとんどをインスタントとソーサリーにしなければなりません。

 

pauperはクリーチャーが強い環境なので、クリーチャーをほぼ使わないというのは大きなハンデになります。

 

相性最高のカード、ボーラスの占い師

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このカードはパズルの欠片と性質が同じなので、インスタントとソーサリーでデッキを固めるというアプローチをさらに有効なものにしてくれます。

 

ボーラスの占い師の強さはもう色々なデッキで証明されていますね。

 

パズルの欠片によるデッキ構成への制限のデメリットよりも、ボーラスの占い師が強く使えるメリットがそれを超えていると考えています。

 

フィニッシャーは?

フィニッシャーもソーサリーが務めます。

 

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このカードなんですが、これだけで勝てるのか不安で仕方なかったので、他にいいカードがないか調べてみましたが、コモンには見つからず。

 

しかし、使ってみると意外と強く勝てます。

2体が速攻で殴ってくるので、空っぽの場でこれがキャストできれば押し切れます。

 

だけどこれだけだと不安

なので、火力で焼き切るプランも取れるようにしました。

感電破を4点火力として後半は運用出来るように入得のアーティファクト土地とメインからレリック。

フィニッシャーの《双角の連続襲撃/Flurry of Horns》も火力的に運用して、相対的に相手を焼き切れればと思います。

大切にフィニッシャーを使う必要も無くなるので、プレイに幅が出ます。

 

まだまだ調整します!!

もうちょっと頑張って組めば、さらに強くなるかと思います。

氷雪バージョンもいいかもしれません。

最後に、パズルの欠片はソーサリーなので要注意。

 

MOでのカードの買い方、売り方【初心者向け】

こんにちは。

 

今回はMOの初心者の方に向けて、基礎的なシングルカードの買い方、売り方を説明していきます。

 

現在僕はMO専門のプレイヤーです。

 

MOで構築用のデッキを作るためには、シングルカードを買って集めていくのが楽で経済的です。

これはリアルと同じですね。もちろんMOにもパックはあるのですが、パックから構築用のカードを集めるのはリアルと同じく難儀です。

 

MOでのカードの購入は直感的ではないので、ご参考になれば幸いです。

 

MOでのカードの購入はトレード形式

 リアルカードをネット通販で購入しようすると、そのサイトに行って、欲しいカードをかごに入れて、住所を入力して、決裁します。

 

MOですと簡単に言えば、お互いにトレード用のバインダーを見せ合って交換するという方法でカードを入手します。

 

じゃあそもそもカードは買えないの?

買えません。なのでこのカードとこのカードを欲しいので現金で決済するということは出来ません。

欲しいカードをトレードしてもらえるように自分に交換の種になるものが必要です。

 

交換の種になるのはチケット

まずは、チケットを買いましょう!これは普通にクレジットカードで購入すればオッケーです。

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購入が完了するとコレクションに追加されます。

本来チケットはMO上で行われているイベントに参加するのに使うためのものです。しかし、MO内ではゴールド等の通貨はないため、こちらが通貨として使われています。

チケットはカードだけでなく、パック等、いろんなものと交換することができます。

 

自分のトレード用のバインダーにチケットを入れよう

まず自分のコレクション内のチケット見つけて、

 

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右クリックで

【add All to active trade binder】すると、トレード用のバインダーに入ります。

 

COLLECTIONの下にある【Binders】を開くと、中身も確認できます。

 

 ではトレードしてくれる人を探しましょう!

トレードのボタンを押すと、右にトレードを希望している人が、ずらっと書き込んでいるのが分かると思います。

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めっちゃたくさんいて、だれが自分の欲しいカードを持っているのか、だれが安いのか、探すのが大変だと思った方もいるのでは。

 

そこで左上の検索欄に「goatbot」と入れてみましょう。

botを利用しよう

MOではbotを動かし、自動でトレードを行うアカウントがいます。

いわば、このbotアカウントが24時間交換を行うことでカードショップのような役割をはたしてます。

botは便利なので、カードのトレードはbotから行います。

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今回は大手botの「goatbot」を利用します。

 

ただ中には、悪質なbot(カードの値段が相場より高い、チケットをごまかして多くとる、大手botのなりすまし)があるので気を付けましょう。

 

botの選定についてはコチラの記事を。

 

番号はどれでもいいです。(大手botになるとたくさんアカウントを持っています。botといえども同時にトレードできるのは一人だけ。複数の相手とやりとりするために大手botはたくさんアカウントを持っています。番号が若いほうが在庫切れが少ない傾向にあります。ただその分、誰かとトレードしていて忙しいので、トレードを始められないことが多いです。)

 

左クリックするとトレードボタンが出てくるのでクリック。

 

さあトレードを始めよう!!

botが他の人とトレード中でなければ、トレード画面が開きます。

 

あとは欲しいカードを選んでダブルクリックすれば左下に入ります。

こちらが今回のトレードであなたが受け取るカード。

 

こちらにカードを入れると、チャット画面にて、「チケットでいくらです」というのを教えてくれます。

 

そしてbotはチケットを右下に入れます。

 

納得いけば「submit」、そうすると確認画面が最後に立ち上がるので、間違いなければ「confirm」

 

これにて、トレード完了です。デッキを組みましょう!!

 

あれ、チケットの端数のおつりもらってないけど?

大丈夫です。チケットの性質上、端数は出せないのですが、botが記憶してくれているので、次回のトレードで端数も使えます。

大手botですと、アカウントが違っていても呼び出してくれるので、最初のアカウントをずっと使わなきゃダメということではありません。

 

 カードを売るときは?

チケットをトレード用バインダーに入れたように、売りたいカードをバインダーに入れる。

そして、botからカードを取る代わりに、チケットを取る。

納得いけば、「confirm」

簡単ですね。

 

やっぱり売りたくなくなったら、トレード用バインダーから取り除きましょう。

 

さいごに

 

 ほかにもMOについての記事書いていますのでぜひカテゴリーで見てみてください。

絶対に参考になると思います!

アヴァシンが1000円以下で買える日が来ているのか。(戦乱のゼンディカー編)

こんにちは、本日は軽めの記事を。

 

普段スタンダードをやっていないので、スタンダードのカードの値動きには鈍感です。

 

ふとショップの値段を見ていて、びっくりしたことが。

 

まさか「大天使アヴァシン」が980円!!!

(シングルスター価格)

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何かの特価かと思いましたが、そんなこともなくそれくらいの相場だそうです。

プレリリースキットを買って(参加は出来なかった)剥いたのはつい最近なのに。その時は5,000円とかしてたのに。

 

そして、「イニストラードを覆う影」ブロックがいつ落ちるのか調べてみました。

 

今年2017年の秋には新セットが発売されてスタン落ちするみたいですね。

 

そうか、スタン落ちを見据えてどんどんと価格が落ちてきているのかと納得しました。

 

スタン落ちは怖いですね。人気だった芸能人がシュンと消えていくのに近いものがあります。

評価やニーズというものが、いとも簡単に落ちていくということを教えてくれます。

 

他にも気になるスタン落ち間近のカードたち

ゼンディカーの同盟者、ギデオン

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スタンダードを暴れまっくたこのカードもスタン落ちの影響からは逃れられず。

1500円以下。

明後日の禁止改定での禁止を危惧しての値下がりもあるとは思いますが、モダンでイマイチ使われていないのも値下がりの原因です。

ワンコインになったら、フロンティア用に買おう。

 

苦い心理

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 一時500円くらいまでしていたカード。シングルスターですと80円で買えます。買います。

モダンでも強力なサイドとして選ばれていますので持っていて損はないです。ただ枚数使うようなカードじゃないので高騰があるかといわれると微妙。

 

不毛の地の絞殺者

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モダンだと白黒エルドラージで使われています。30円で買えます。

3枚から4枚は使われているので、この値段で買えるなら買っておいて損はないかと思います。100円くらいまでにはなると思います。

 

乱脈な気孔

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こちらも白黒エルドラージで使われています。こちらは300円ほどと値段は大きく落ちていません。200円ほどになったら、買おうかと考えています。

白黒エルドラージ以外にも使うデッキが出てきてもおかしくない性能なので、抑えておいていいかなと考えています。

 

ウギンの聖域

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このカードを10円で30枚ほど買ったのはいい思い出。全て捌きました。

モダンでもしっかりと存在感を示しており、「ヨーグモスの墳墓、アーボーグ」と同じ道を辿りそう。なぜ、ヨーグモスの墳墓があれほど高いのか理解に苦しみますが、

スタンダードから落ちるとどんどんと値段が上がっていきそうです。数年後には500円ほどまではいきそう。

持っていない人は今買っておくべき。再録がない限り下がることはありません。

 

 

ということで長くなりましたので。またどこかの機会に「ゲートウォッチの誓い」のカードを見ていきます。

ゆっくり書いていくので、よろしくお願い致します。

 

続き書きました。

 

「イニストラードを覆う影」編

 

「ゲートウォッチの誓い」編

 

「異界月」編

アモンケットリリース直前 pauper新環境はこのデッキで始めよう!

こんにちは。

 

さて、アモンケットが24日にMOにやってきます。(日本だと25日になるのかな。)

MOでこんなに早く新セットがリリースされるのは初めてです。なんだか新鮮です。

 

アモンケットもpauper環境を変えるであろうカードがいくつかあります。

大注目は以前もご紹介したこのカード。

結束のカルトーシュ

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このカードが一番強く使えるデッキは、そう呪禁オーラです。

 

次環境はこのリストから始めようかなと思います。

 

creatures:13
4 《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》
4 《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》
4 《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
1 《ヘリオッドの巡礼者/Heliod's Pilgrim》

spells:29
4 《豊かな成長/Abundant Growth》
4 《結束のカルトーシュ/Cartouche of Solidarity》
4 《天上の鎧/Ethereal Armor》
4 《怨恨/Rancor》
1 《枷はずれな成長/Unbridled Growth》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
4 《祖先の仮面/Ancestral Mask》
4 《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》

lands:18
4 《花咲く砂地/Blossoming Sands》
12 《森/Forest》
1 《平地/Plains》
1 《セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate》

sideboard:15
2 《若き狼/Young Wolf》
2 《軍旗の旗手/Standard Bearer》
3 《空への斉射/Aerial Volley》
2 《はらわた撃ち/Gut Shot》
1 《絆魂/Lifelink》
1 《鋭い痛み/Flaring Pain》
3 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
1 《一瞬の平和/Moment's Peace》

 

おそらく、強いはず。

メインボードについて

カルトーシュは4枚。ランカーと同等の強さがあります。(呪禁オーラではランカーを再利用することがあまりない為)

それに伴い、白マナが出るようにしております。前環境だとパワー不足で必要ないと考えていた《枷はずれな成長/Unbridled Growth》ですが、安定による遂行力アップを考え採用しました。平地が一枚入っているリストは最近多いですが、さらにタップインですが緑白土地の5枚目を追加。

これは「カルニの庭」をカルトーシュのおかげで採用しなくてよくなったのが大きいです。上手くできていますよね。

 

 サイドボードについて

呪禁オーラの強さは、サイドボードにあると考えています。相手のアンチカードの種類も多く、妨害したい戦略に対してしっかり対処できるカードを入れておかないと、一瞬で負けるという印象があります。

「若き狼」の枚数を2枚まで 抑えることが出来ると想定しております。そのおかげでサイドボードに枠ができました。

各カードについて一家言ありますが、今回は 《空への斉射/Aerial Volley》について。

本来この枠は「散弾の射手」が入っています。青単相手にはこのカードが着地してしまえば、大きなアドバンテージを得られますが、現在主流の青赤フェアリーには稲妻の的になるだけです。

青赤フェアリーはサイド後、入れてくるカードが少ないので本来呪禁オーラ相手に強くない稲妻を抜くことはしません。もしくは、「散弾の射手」をサイドインしてくることを見越して、あえて抜かないというのも考えられます。

現在の青赤主流の環境では《空への斉射/Aerial Volley》を取るのが良いと考えています。相手の意識も薄いと思うので、わざとスプライトにかかるようなプレイをして、それをカウンターしつつ、他のものも一緒に倒せたらうれしいです。ひっくり返ったデルバーも対処できます。

ガットショットと絡めて上手く使いましょう。

 

さいごに

「結束のカルトーシュ」は呪禁オーラの福音になるはず。デッキ全体の微調整が必要かと思いますが、4枚採用できる強さです。

また、呪禁オーラの基本的な記事も書きたいと考えています。

ますます、青黒が使いずらくなりますね。青黒の調整どうしようかな。

pauperリアル大会の問題点

こんにちは、本日はちょっと真面目な記事を。

 

現状として、pauperはそのフォーマットの特性上、一つの問題点を抱えていると考えています。

 

それは使うカードがコモンだということ

 

はい、そういうフォーマットですと思ったとおもいますが、大きな問題なんです。

 

pauperの意味

pauperとは英語で「持たざる者、貧乏」という意味。なぜなら、コモンカードという安いカードでデッキを組むからです。

他のフォーマットよりもデッキの値段は圧倒的に安く、リアルのカードでもスタンダードのトップメタデッキの1/10くらいの値段で組めてしまいます。

 

コモンカードは安い

コモンカードが安いのは避けることのできない事実です。他のフォーマットで必要なレアカードを手に入れる過程で、コモンカードは過度にプレイヤーに供給されます。

 

供給される量が多いので、コモンカードにシングルカードとしての価値はほとんどありません。古いセットのカードになって初めて、数百円の価値を付けます。供給が止まり、ニーズが追いついて来るまで長い時間がかかります。それでも多くのコモンカードが出回っているので1000円を超えるようなことはほとんどありません。

 

そして、コモンカードはそこまでニーズがあるものであれば、再録されるものがほとんどです。またコモンとして再録されるのであれば、そのカードは一気に安くなります。

 

現在はMTGの売り上げも過去とは比べ物にならない程伸びているので、その分パックも剥かれ、コモンは空気のように存在します。最近発売されたセットのコモンが高くなる日は、その供給量の圧倒的な多さから来ないかもしれません。

 

ショップはコモンが売れてもうれしくない

ショップが大会を開く理由としては、3つがあると考えています。

  • 参加費を稼ぐ。
  • 集客して、パック、サプライ、シングルカードを買ってもらう。
  • その大会で使うシングルカードを買ってもらう。

 

pauperの大会を開いても、3つ目の「その大会で使うシングルカードを買ってもらう」を期待できないという問題があります。

 

pauperで使うカードを買ってもらっても、ショップはそこまで儲かりません。なぜならコモンカードは上述の通り安いからです。

 

3つ目の理由を考慮するなら、シングルカードが売れて利益の大きい、スタンダード、モダン、レガシー、ヴィンテージ、統率者等、pauper以外のフォーマットを選ぶのがショップの利益につながります。

 

pauperの大会を開くメリットは薄い

これこそが、リアルでのpauperの大会を開く上での問題点だと僕は考えています。

これまで、pauperが長い歴史を持ちながら、リアルにてほとんどプレイされてこなかった理由の大きな一つではないかと推察しております。

 

逆に最近始まったフォーマットである「フロンティア」はスタンダード落ちをして、モダンでも居場所がなかった供給量の比較的少ないレアカードの需要を伸ばすことに貢献しております。もともと供給量がコモンより多くないので価格は高値を維持しやすく、ショップの「その大会で使うシングルカードを買ってもらう」という目的を遂行することができます。つまり、利益が出るのでフロンティアの大会は開きたいと考える訳です。

 

ショップも利益を出さなければならないので、致し方ないところ。

 

逆にMO上でpauperが盛んなのは、ショップが大会を運営するのではなく、MOが全ての大会を運営するからです。

MOの利益は各大会の参加費をプレイヤーが払うということで成り立っています。なので、参加費を集めることのできるpauperはずっとサポートされているのです。

 

最後に

ちょっとした問題提起になればと考えています。今回のような見方が大会運営の全てだとは思いません。

pauperでも人気があって集客がしっかりできれば、しっかりとショップは利益を作ることができると思います。

 

上記に挙げた問題は、pauperのリアル大会でのネガティブ要素の一部ではあるので、それを踏まえたうえで、リアルで大会を活発に開くにはどうすればいいのかという議論がなされるべきだと考えています。

 

カギはプレイヤー主導で大会を開催することかなと考えています。

 

ご意見お待ちしております。

pauperのスリヴァーデッキについて

こんにちは、本日はpauperのマイナーデッキのご紹介。

 

強くはない、だけど根強い人気のあるデッキがpauperにはあります。

 

その一つはスリヴァー

 

MTGにて人気の部族である「スリヴァー」をフィーチャーしたデッキです。

 

スリヴァーの能力の特徴は、他のスリヴァーに自身が持っている能力が波及するということです。

 

まずはリストをどうぞ。

 

creatures:28
4 《板金スリヴァー/Plated Sliver》
4 《横這スリヴァー/Sidewinder Sliver》
4 《悪性スリヴァー/Virulent Sliver》
4 《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
4 《捕食スリヴァー/Predatory Sliver》
2 《歩哨スリヴァー/Sentinel Sliver》
4 《筋力スリヴァー/Sinew Sliver》
2 《紡績スリヴァー/Spinneret Sliver》

spells:12
4 《怨恨/Rancor》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere》
2 《巣の活性化/Hive Stirrings》

lands:20
2 《灰のやせ地/Ash Barrens》
4 《花咲く砂地/Blossoming Sands》
6 《森/Forest》
2 《カルニの庭/Khalni Garden》
6 《平地/Plains》

sideboard:15
3 《若き狼/Young Wolf》
3 《空への斉射/Aerial Volley》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1 《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
3 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
1 《未達への旅/Journey to Nowhere》
2 《虹色の断片/Prismatic Strands》

戦略

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スリヴァーは単体でみると2マナ1/1など、軟弱なものが多いです。

しかし、自身だけでなく、他のスリヴァーをパワーアップする能力を持っています。

もし、上記の3枚が場に出ていれば、「捕食スリヴァー」は1/1にプラス1/1修正×2、側面攻撃が加わるので、3/3で側面攻撃を持つ強力クリーチャーとなります。

 

場にスリヴァーが出れば出るほど、場のスリヴァーがどんどん強くなっていき、無敵の集団が出来上がります。

 

このデッキはスリヴァーを並べ、場を圧倒して勝利します。

 

 とにかくスリヴァーを守ろう

 スリヴァーは場にずらっと並んでこそ真価を発揮します。1体、2体だけは超弱いビートダウンでしかありません。

《巨森の蔦/Vines of Vastwood》は4枚絶対に採用します。このカードで除去をはじいて盤面を構築していきます。

 

各カードの採用について

まず、土地ですが20枚は欲しいという印象です。序盤の展開が少しでも遅れる、後続がテンポよくキャストできないとすぐに劣化ビートダウンとなります。

たまに「自然との融和」を採用しているレシピがありますが、テンポを落としてまで引っ張て来る必要のあるカードはありません。そのマナでスリヴァーを出すべき。

ランカーは強い。殴る戦略をとるので採用しています。

 

なぜ弱いのか?

ここからが本題。なぜスリヴァーデッキが弱いのかというと、戦略に柔軟性がないからだと考えています。

例えば似たようなデッキとして緑単ストンピィがありますが、その強みとして多角な攻めがあると思います。

ランカーを付けて殴るだけでなく、再生持ち、回避能力もち、テンポによる一方的な蹂躙。いろいろあります。

しかし、スリヴァーデッキは良くも悪くも勝ち方が、盤面を構築して一方的に殴るというのがほとんどです。速度も遅く、コントロールされやすい。

 

また、盤面が崩れるとそこからの再展開が厳しいです。アドを取る手段がないので、捌かれてしまうともうアウト。

 

土地が止まるとスリヴァーがテンポよく出てこずアウト。

 

けど、楽しい!

スリヴァーが並んで、強くなって、勝つ。デッキとしては強くないけれど。それだけで楽しいです。部族デッキってなんで使っているとうれしい気持ちになるのでしょうか?

うまく言語化できないけれども、楽しい。

 

スリヴァーよ、第一線のデッキとなれ!!

現状のスリヴァーのラインナップだとtier1になるのは厳しい。赤緑のパターンも試してみたいけど、それもそこまで強くはないとは思います。

アンコモンのスリヴァーや、レアのスリヴァーがコモン落ちする日を心待ちにしています。

もしくは、スリヴァー専用の強力スペルがコモンで刷られる日が来るのを何十年でも待とうと思います。

 

最後に、このような構成だと勝てるという方がいたら教えてください。もっともっと調整すればスリヴァーでも戦える希望があるのかもしれません。