sugarlessのMTGブログ

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pauperの青黒フリッカーについて 青黒②

前回の青黒記事より、ご無沙汰しております。

次はpauperで一番有力な青黒デッキである青黒フリッカーについて、少し回してみたので所感を述べます。

 

リストはコチラ

creatures:14
4 《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4 《海門の神官/Sea Gate Oracle
2 《古術師/Archaeomancer》
4 《熟考漂い/Mulldrifter》

spells:24
1 《死の重み/Dead Weight》
2 《見栄え損ない/Disfigure》
4 《定業/Preordain》
1 《発掘/Unearth
1 《苦悶のねじれ/Agony Warp
4 《チェイナーの布告/Chainer's Edict》
4 《対抗呪文/Counterspell》
2 《破滅の刃/Doom Blade》
2 《残響する衰微/Echoing Decay》
2 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker
1 《墓の刈り取り/Reaping the Graves》

lands:22
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
4 《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4 《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
6 《島/Island》
2 《光輝の泉/Radiant Fountain》
5 《沼/Swamp》

sideboard:13
3 《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
2 《払拭/Dispel》
3 《水流破/Hydroblast》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3 《減縮/Shrivel》

 

まず青黒フリッカーとは

名前は恐らく、僕が勝手につけたか、海外記事で見たのかわからないですが、ゴールドフィッシュ上では「青黒」とのみ出ているデッキです。

青黒という色なのでpauper始めたばかりの方ですと、青黒コントロールデッキはこのような形なのかと思ってしまいますが、そうではありません。

《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》が軸になるクリーチャーデッキです。

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コントロールデッキというよりミッドレンジ

このデッキは正確には《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》によるアドバンテージ獲得、ハーフロックを軸にしたミッドレンジデッキです。

《騒がしいネズミ/Chittering Rats》、《熟考漂い/Mulldrifter》等を《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》を使って同時に2体ブリンクすることで、相手とのアドバンテージ差を付けます。

それだけでなく、《古術師/Archaeomancer》がいれば場に出て呪文を回収する能力で

マナのある限り《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》を使いまわす事ができます。

もし、場に《騒がしいネズミ/Chittering Rats》、《古術師/Archaeomancer》がいれば相手のドローをマナがある限りトップに戻す事ができるので、ハーフロックが可能です。

手札が0枚で場も膠着している中で、このコンボをドローステップ中に決められてしまうと、インスタントをドロー出来ない限り、ドローが出来ない状況に陥り敗北します。

 

paupeですと黒単も黒単コントロールと言われますが、黒単ミッドレンジと言う方がデッキのカテゴリの分け方としては正しいと考えています。

 

青黒フリッカーと黒単の共通点は、《騒がしいネズミ/Chittering Rats》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》、《熟考漂い/Mulldrifter》等の優良クリーチャーを軸に、他を除去とグッドスタッフ(《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》、《対抗呪文/Counterspell》等で埋めたデッキの構成です。

 

なのでコントロールの様な動き方よりも、タップアウトし優良クリーチャーで盤面を有利にしていくという動き方になります。

 

デッキパワーは青黒の中でピカイチ

一枚一枚のカードパワーが高く、マナカーブ順にプレイしていけば有利な状況が作れる、まさにミッドレンジという印象です。

 

ハーフロックコンボがあるので、メタ外のデッキにもあっさり負けるのようなことがありません。

コントロール力は低い

ミッドレンジなので、相手をコントロール(妨害する)力は低いです。ないわけではないですが、親和等の自分の動きを押し付けてくるデッキに対して有利という印象はありませんでした。バーンはもっての外。

「幽体のゆらめき」は超パワーカード

パウパーで許されうる最大カードパワーだと考えるくらい強いです。アドを取るだけでなく、相手の除去をよける、土地をブリンクしてライフを回復し2マナで唱える。

熟慮漂いと並んで、汎用性の高いカードです。

スタンにあった時に、ほとんど使われていなかったのが不思議です。

 

さいごに

デッキとしてはそこそこ強いんですが、最強かと言われると微妙かと思いました。

あと勝つまでに時間がかかるのも、難点です。

もう少し回してみて、もっと深いプレイング論は書こうと思います。