sugarlessのMTGブログ

MTGへの愛は永遠に

MTG世界の共通言語について(スタンダードが果たす役割)

こんにちは。

 

今回はMTGに関する雑記です。

 

MTG世界に共通言語はあるのか?」ということを少し考えてみたいと思います。

 

ここでの共通言語とはという、英語とかフランス語とかという言葉通りの言語の話ではありません。

 

なぜ、こんなことを考え始めたかというとMTGに存在する各フォーマットが言語みたいだと思ったからです。

 

例えば、僕はレガシーをやらないのでレガシーしかやらない人とはレガシーで会話が成立することもなく、MTGで対戦することも出来ません。

フォーマットは言語であり世界であるので、2人の間には大きな溝があると感じています。

 

一昔前までは、どんな人でもスタンダードをやっていて、スタンダードの会話が成立していたような気がします。

みんなスタンダードのデッキを持っていて、対戦も出来た。

昔は今よりも他のフォーマットの力も強くなかったので、スタンダードをやっていない人も少なく、スタンダードはMTGの共通言語として成立していたと思います。

 

英語が人気なのはシェアが高いから

英語という言語が人気なのは、英語それ自体が特別優れているからではなく、皆がそれを共通言語として習得しシェアが高いからです。

MTGでも英語のように共通言語として幅広い人対戦し、コミュニケートできるフォーマットが求められます。

 

現在は魅力的なフォーマットがたくさんあって、いろんな遊び方ができるのがMTG魅力です。自分が一番魅力を感じるフォーマットでがっつり遊ぶのも素敵です。

 

しかし、その中でMTGの共通言語として遊べるフォーマットのニーズもあると考えています。

みんなやっているフォーマットであれば対戦相手も見つけやすいですし、皆がやっているものであればマイナーフォーマットよりも参入しやすいです。

 

それだけでなく、自身の作ったオリジナルのデッキや戦略を広く他のMTGプレイヤーとシェア出来るという利点もあります。

pauperで猫デッキを作っても遊べる人も少ないですが、共通言語のスタンダードで作ればいろんな人と対戦できます。同じく猫デッキを組んでいる人との意見交流もやりやすくなります。

 

スタンダードに求められるのはMTGの共通言語になること

スタンダードが今一度、誰もが遊ぶフォーマットとなればと考えています。

共通言語としての魅力を持つことが出来るのはスタンダードだけであり、その魅力は他のフォーマットとの差別化につながります。

 

とりあえず英語は出来るようになろうという感じで、スタンダードのデッキは持っておこうというプレイヤーが増えていけばと考えています。

 

そして、スタンダードという共通言語がしっかり確立すれば、MTGの魅力(そして売上も)さらに上がるのではないでしょうか。

 

pauperのスパイ(the spy)を極める!③(デッキパーツ解説編)

シリーズです。前回記事をまずはご覧ください。

 

今回はボリューム感たっぷりでお送りします。

 

まずはリストから始めます。

 

代表的なリストに関しては「シミてく」さんのこの記事をぜひ参照ください。

 

僕のリストは調整した結果この形になりました。

 

メインボード

creatures:25
4 《ほくちの壁/Tinder Wall》
4 《野生の朗詠者/Wild Cantor》
1 《墓所のネズミ/Crypt Rats》
4 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4 《欄干のスパイ/Balustrade Spy》
2 《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
1 《無政府主義者/Anarchist》
4 《通りの悪霊/Street Wraith》
1 《エルフの逸脱者/Elvish Aberration》

spells:37
4 《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4 《妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble》
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《Songs of the Damned
1 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4 《土地譲渡/Land Grant》
3 《魔力変/Manamorphose》
2 《モルグの窃盗/Morgue Theft》
1 《惨劇の記憶/Haunting Misery》
2 《証拠隠滅/Destroy the Evidence》

lands:1
1 《森/Forest》

 

デッキ枚数63枚

3枚多いです。

3枚多いのですが、減らそうとは思っていません。全てのパーツがデッキに必要なものです。

 

また、デッキの中に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》、《通りの悪霊/Street Wraith》とタダでサイクリング出来るカードが8枚入っているので63枚でも大丈夫だと考えています。

 

なぜ減らさないのか

理由はこのカードにあります。

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《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》スレッショルドを達成するのがコンボ達成に大きく影響してくると回していて思いました。

スレッショルドを達成していないと1マナしか増えないのですが、達成するとプラス3マナ。

このカードの大幅なマナ加速は、《欄干のスパイ/Balustrade Spy》以外の研磨を使ったコンボ、《妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble》経由でのコンボ、これらのマナを大量に必要とするコンボを助けます。

ガラクタと《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》を経由してのコンボは9マナ必要になりますが、このカードのスレッショルドなしにはほぼ達成できません。

 

墓地に簡単に落ちて、スレッショルドを助けてくれる《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》、《通りの悪霊/Street Wraith》は8枚絶対に採用したいです。

最初はコンボに直接関わりもなく、ライフペイも痛い《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を解雇して60枚にしていましたが、63枚になりました。

 

クリーチャーカウントは25枚

25枚入っていればほぼ勝利できると考えています。これ以上減らすと勝てなくなります。

《惨劇の記憶/Haunting Misery》を打つタイミングで場に残るスパイ、無政府主義者、そしてコストで使う猿人、この3点の軽減があって22点のダメージを与えることが出来ます。

 

pauperだと土地だけで23点になることは稀です。タップインの1点ゲイン土地を序盤だけで3枚も使うような展開は3色でないとほとんどありません。

 

例外は青黒などのコントロールで、それらのデッキは1点ゲイン土地をバウンスランドで回収、もしくは2点ゲインの無色土地を採用していますので23点以上、もしくはそれ以上の回復を5ターンくらいで行ってきます。ただしそれでも27点ぐらいが上限でしょう。

 

墓所のネズミという「惨劇の記憶型」のマスターピース

 

従来のリストでは採用されていませんが、《墓所のネズミ/Crypt Rats》を採用するだけで与えられるダメージ量をかなり増幅することが出来ます。

 

墓所のネズミをコンボに絡めるのは主に上記で挙げたコントロールで、序盤はほとんどこちらにダメージを与えてこないので墓所のネズミから自身も受けるダメージをうけてこちらが死ぬことはほぼありません。

 

墓所のネズミのコンボへの絡め方を説明致します。

  1. まず、スパイ着地時にソング用の黒マナに加えて、赤マナを浮かせておきます。つまりコンボ指導には最低6マナが必要になります。
  2. ソングで発生するマナ(22~24くらい)で2枚「モルグの窃盗」をフラッシュバックし、「墓所のネズミ」と「無政府主義者」を回収。仮に22マナ発生したとして、残り黒12マナ+赤1マナ。
  3. 両者を場に出して、「惨劇の記憶」も回収。残り黒5マナ。
  4. ネズミの能力をを「Xを2」で起動。2点ダメージ。墓地に無政府主義者と落ちる。
  5. 残りの3マナで「惨劇の記憶」キャストで22点。合計24点ダメージ

 

上の例はゴリラを2枚コンボで絡めた場合なので、もし1枚で済んでいるようであれば2点加算できます。

また、それ以外にもコンボが成立してまだマナが浮いている、「モルグの窃盗」が手札にある、ソングが余っているなどの条件で30点くらいは与えられるケースがほとんどです。

 

これだけ与えられれば、ライフを「部族養い」などでライフを回復する親和やストンピィにも勝ち筋を残すことが出来ます。

 

コンボパーツは「研磨8枚」、「ソング8枚」

研磨できるカード(証拠隠滅、スパイ、ディミーア家の護衛)が8枚。

《Songs of the Damned》とソングの代わりになることのできる《妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble》も4枚で8枚。

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《妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble》はスパイでライブラリーが空になれば墓地から好きなカードを拾うことの出来るカードになります。このカードでソングを拾えるので実質的にソングとして数えることが出来ます。

 

また、《水蓮の花びら/Lotus Petal》を拾うことで、ソング用の最後の1マナを捻出することもできます。(このテクニックはツイッターにてスパイの大師匠ゴリさん(@BUG_gorillaにお教えいただきました。ありがとうございます)

 

それだけでなくガラクタはキャントリップにもなるので、スレッショルド達成やコンボパーツを探すのにも使えてどの局面でも利用価値のある1枚です。4枚必須。

 

研磨とソングを揃えないことには始まらないのでそれぞれ8枚と多めにとっています。

 

当初、それぞれ6枚位にして「信仰無きものあさり」等のルーターを採用することも検討したのですが、コンボ始動時以外は赤マナを捻出するのが難しくて断念しました。

 

 もしデッキ枚数を60枚に減らすなら

 クリーチャーはもう減らせない。

そしてマナ加速も必須のカード達なので4枚から減らそうと思いませんでした。「魔力変」はコンボ始動時以外は使いにくいので3枚にしています。ないとコンボ出来ないこともあるのでこれ以上は減らせません。

「土地譲渡」と「森」もないと安定しません。

 

コンボパーツを減らすこともよくないですが、もし削るなら「証拠隠滅」を1枚。ただ研磨が引けずに負けるパターンを減らしたいのであまりいい策だとは思いません。

 

残るは、

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 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》は減らしてもいいかもしれません。

スパイだと珍しいカードですが、バネ葉はかなり強いです。

 

  • マナフィルターとして機能する
  • マナ加速になる
  • ほぼ除去されない

まさに、マナの増える「魔力変」

 

森からあらかじめ出しておくことで、「ほくちの壁」等から1マナ生み出すだけでなく、

スパイ経由のコンボであればコンボ始動をスペルだけで行っても、ソング用の最後の1マナを出すことが出来ます。

 

それだけでなく、「ほくちの壁」しか場になく、マナフィルターがなくて黒マナが出ない場面を減らすことが出来ます。

 

ほとんど腐ることがないカードですが、重ね引きすると使いきれないので1枚の採用。

 

デッキを62枚にしてこのカードを減らすくらいなら、63枚にしてこのカードを引き込みたいと考えています。それくらい強い。

 

最後に

取り急ぎメインボードの解説は以上です。

次はサイドボードと、2ゲーム以降のゲームプランの考察です。

 

よろしくお願い致します。

pauperのスパイ(the spy)を極める!②(2種類の勝ち筋)

こんにちは。

前回①の続きです。

 

2種類の回収対象

pauperのスパイには「モルグの窃盗」で回収するクリーチャーが主に2種類あります。

回収するクリーチャーでデッキを2タイプに分けることが出来ます。

 

惨劇の記憶型

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無政府主義者」を回収し、さらに惨劇の記憶を回収して、墓地に落ちた大量のクリーチャーを追放して勝利

 

代表的なリストに関しては「シミてく」さんのこの記事をぜひ参照ください。

 

シンプルな形です。

インスタントも回収できる「記憶の壁」ではなく、「無政府主義者」が採用されているのは2枚目の「モルグの窃盗」からマナ加速のキーパーツである「猿人の指導霊」を回収して赤マナが無理なく捻出できるため。

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ドレインループ型

「奈落の守り手」から色んなクリーチャーを回収してループを形成します。

アスフォデルが無限にハーピーによって出し入れされて勝利

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このデッキの動きと代表的なリストは同じく「シミてく」さんのこの記事を参照ください。(偉大なサイトです)

 

どっちのタイプがいい?

比較対象としては以下の点があげられると考えています。

  • 23or24点しか与えられない or ループが決まれば絶対に勝てる
  • キーパーツが少ない or キーパーツが多い
  • 介入されにくい or 介入されやすい

 

与えることのできるダメージの違い

まず、「記憶の惨劇型」には相手に与えられるダメージに限界があります。

「記憶の惨劇」が与えるダメージは墓地にあるクリーチャー数に依存します。

クリーチャー26枚が全て墓地に落ちることはなく(スパイ、無政府主義者が場、猿人が追放領域にある為)、23点、もしくは24点が限界です。

赤マナを浮かしてコンボを始動させれば猿人を追放する必要がないため24点までは与えられます。

もっとクリーチャーの数を増やせばダメージの最大値は大きくなりますが安定性を損ないます。

 

一見23点与えられれば問題ないように感じますが、pauperは土地からライフを得るデッキが多く、ライフが24点を超えてくるゲームも出てきます。

また、相手のプレイが上手ければ、ライフを安全な水準まで回復してきて負けないようにしてくるかもしれません。

 

それに対し、「ドレインループ型」はループが決まれば相手に与えるダメージに制限はありません。

 

勝利の為のキーパーツの数

「惨劇の記憶型」がマストで取らないといけないカードの枚数は2枚だけと少ないです。

 

それに対し、「ドレインループ型」は5枚と多いです。

コンボ始動にほとんど役に立たないカードを5枚も採用するのは厳しいものがあります。

 

たかが3枚ですが、コンボの安定性には大きく関わってくると考えています。 

 

介入されるとアウト

 コンボが始動して大量のマナが出たとしても、介入されて相手にダメージを全く与えることが出来なければ、次のターンにはライブラリーアウトです。

 

「記憶の惨劇型」はスパイが出てマナさえ出れば、相手がカウンターを打ってこない限り勝てます。

 

しかし、「ドレインループ型」はコンボ開始時に「奈落の守り手」が落とされてしまうとアウト。もう後にはつながりません。

除去や火力を使うデッキがほとんどのpauperの中で、ほとんどの除去と火力で介入されてしまうのは大きなデメリットだと思います。

 

最後に

上記3つを総合して考えてみると、最後の介入されやすいという「ドレインループ型」のデメリットはとても大きいと思いました。

確実に勝てるとしても、決まらなければ勝てません。

確率としては「除去を打たれて勝てない>相手がライフを回復して勝てない」ではないでしょうか?

 

よって僕は「記憶の惨劇型」を採用し調整をすることにしました。

 

 

続きは③に。ここから細かなデッキパーツのレビューを行います。

まだまだまだ続きます。

pauperのスパイ(the spy)を極める!①(基本編)

こんにちは。

やっぱり使うならコンボデッキです。

 

スパイとは

pauperを少しやったことがある人なら聞いたことがあるとあると思います。

 

そのデッキの名は「スパイ」

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「欄干のスパイ」が持つ「研磨」能力。

「研磨」はライブラリー破壊の能力で、土地が公開されるまでデッキを公開して墓地に置きます。

普通のデッキだと土地は1/3くらいは入っているので、3枚位めくれば土地が出てライブラリー破壊は終了。

 

もし、デッキに土地が入っていなければ……

 

ライブラリーごと墓地に置かれて、次のドローでライブラリーアウトで負け。

ただ、土地が入っていないデッキなんてプレイすることないので、「研磨」はそこまで脅威な能力ではありません。

 

しかし、「研磨」は自分も対象に取れるので、自身のデッキに土地が入っていなければ全て自分のライブラリーを墓地に置くことが出来ます。

 

デッキを土地なしで作成し自身のライブラリーを吹き飛ばすことで、コンボを炸裂させるのが「スパイ」デッキです。

 

どうやって土地なしでデッキを組むの?

このカードが助けてくれます。

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「土地譲渡」手札に土地がなければ、ライブラリーから森を持ってこれます。ソーサリーだけれども実質土地のようなカードです。このカード4枚と森、計5枚の土地換算できるカードを入れます。

 

結局土地が1枚しか出ないのに、4マナのスパイはどうやって唱えるの?

pauperはエターナルフォーマット。優秀なマナ加速呪文のほとんどはコモンです。

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まだまだある優秀なマナ加速呪文で一気にスパイを出します。

なので手札が良ければ、1ターンキルも可能!!

 

キーカードはこれ

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「Songs of the damned

このカードは墓地にあるクリーチャーの数だけ黒マナを生み出します。

普通にぶっ壊れのマナ加速だと思いますが、ライブラリーすべてが墓地に行ったら、そしてその半分くらいがクリーチャーなら。

 

25マナ発生で宇宙!

 

このカードで生み出された大量のマナを使ってコンボを始動させます。

 

フラッシュバックで墓地を活用

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「モルグの窃盗」は5マナ払うと墓地から唱えることが出来ます。(フラッシュバック)

このカードでクリーチャーを回収し、さらなるコンボにつなげます。

なので手札には何もコンボパーツがなくても、墓地のカードからコンボを始めることが出来ます。

 

どんなクリーチャーを回収するの?

その続きは次回へ。

次回に具体的なデッキレシピを載せていきます。

少々お待ちくださいませ。

 

ここから深い考察を行っていきますのでよろしくお願い致します。

pauperの緑単感染について(2ターンキル)

こんにちは。

このデッキ好きになって、リアルでも組んでいました。

2ターンキル出来るのが最高です。

 

creatures:17
4 《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
4 《ラノワールの占い師/Llanowar Augur》
4 《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
4 《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
1 《腐敗狼/Rot Wolf》

spells:26
3 《水蓮の花びら/Lotus Petal》
3 《茨の盾/Briar Shield》
4 《地うねり/Groundswell》
4 《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
4 《怨恨/Rancor》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
4 《使徒の祝福/Apostle's Blessing》

lands:17
16 《森/Forest》
1 《平穏な茂み/Tranquil Thicket》

sideboard:15
4 《散弾の射手/Scattershot Archer》
2 《若き狼/Young Wolf》
1 《死体の野犬/Corpse Cur》
2 《はらわた撃ち/Gut Shot》
3 《自然の要求/Nature's Claim》
2 《勇壮な対決/Epic Confrontation》
1 《一瞬の平和/Moment's Peace》

 

感染はぶっ壊れシステム

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感染を持つクリーチャーが対戦相手に与えるダメージは毒カウンターになります。

毒カウンターは10個たまると敗北。

 

なので、感染クリーチャーが与えたダメージは実質倍!

ライフとは違うので回復もできません。

 

倍のダメージを与えるクリーチャーを強化して殴るとそれはコンボ!

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簡単に相手に毒カウンターを10個与えることが出来ます。

 

感染クリーチャーを強化して、まるでコンボのように相手を簡単に倒してしまうのがこのデッキです。

 

 

まずはクリーチャーが大事

プレイングとしては、まず感染クリーチャーを出さないことには始まりません。

クリーチャーが初手に手札はどんどんマリガンしましょう。

トリプルマリガンくらいまでは大丈夫です。

 

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2マナの感染クリーチャーも多いですが、水連の花びらが初手にあれば1ターン目に出すこともできます。

1ターン目にクリーチャーを出すと、早く殴りだせるので惜しまず使いましょう。

 

強化カードをうまく使う!

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「茨の盾」や「怨恨」などは早めに使います。早めに使うほど与えるダメージが大きくなります。

 

「巨森の蔦」は惜しまず使いましょう。

 

「地うねり」がありますので、土地を置き方には注意しましょう。使わないのに無駄に置かないように。

あえて土地を置かないで、「水連の花びら」を使って、手札に土地を温存するプレイングも必要です。

 

 

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「使徒の祝福」はプロテクションでクリーチャーを守るだけでなく、攻撃を通す為に使うことが多いです。

 

2ターンキル可能!!

1ターン目にクリーチャーを出して、2ターン目にブロックされなければ、「地うねり」「地うねり」「変異原性の成長」で11点の毒カウンター!!

2ターンキルです。

 

「水連の花びら」を絡めれば、他にもいろんなカードで2ターンキルが出来ます。

 

最後に

安定はしないデッキですが、リーグで勝てるくらいには安定して強いです。

pauperは序盤の動きが鈍いデッキが多いので簡単に勝てます。

 

単色のデッキも多いので、「使徒の祝福」で攻撃を通してイージーウィンも出来ます。

 

一度動きを覚えてしまえれば、そこそこの勝率が残せるので初心者の方にもおすすめです。

 

理不尽に相手を倒しましょう!!目指せ2ターンキル!

知ってる?pauperで使えそうなマイナーカード達(ビジョンズ編)

こんにちは。

 

シリーズです。ミラージュ編もあります。

 

昔のカードはコモンが強いですね。pauperで使えそうなカードがゴロゴロあります。

 

本日はビジョンズのカードを。

 

コモンカードは62種しかないのですが、15枚も気になるカードがありました。

 

胸壁

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トークンデッキ等で採用されている実績のあるカード。普通に出しても強いですし、インスタントタイミングで使うこともで戦闘で有利な盤面も作れそうですね。強いカードです。

 

正義のオーラ

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色が関係なくなる代わりに、白マナと2点を要求する防御円。さすがに使うデッキはなさそう。どんな色にも対処できるので、このカードで相手の重たい一撃を軽減し、「黒死病」のような自身にもダメージを要求するカードを安全に使うみたいなほぼありえない使い方をするデッキがいつか出てくるかもしれません。

 

裏切り

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面白いカードです。相手のクリーチャーに付けて、そのクリーチャーがタップされると1枚ドロー。「睡眠発作」と組み合わせると毎ターンドロー出来ます。他にも面白い使い方はありそうですね。無限タップでドローしまくるなどコンボデッキも作れるかも。

 

再帰

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「幽体のゆらめき」しかり、pauperでは2体に何かをするカードはコンボを生む可能性があります。覚えておいて損はなし。

 

大クラゲ

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出たらクリーチャーを1体手札に。自分のクリーチャーを対象にすればCIPを使すことができ、相手のテンポを落とすこともできるパワーカード。ファミリアなんかで使われていますね。

 

幻視の魔除け

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基本土地の色を書き換える能力が使えそう。これを使いまわして土地をロックするデッキを組んでみたい。

 

消失

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フェーズアウトできるようになって無敵に。フェーズアウトはややこしいので調べてみてください。

 

金切り声のドレイク

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1マナで出た時に自分のクリーチャーを1体手札に戻す。「コーの空漁師」がpauperでは強いように、クリーチャーを戻すのはデメリットではなく、メリット。1マナで自身を出して戻してということもできます。軸にしたコンボデッキや、CIP能力の使いまわしのために入れるデッキも考えられます。

 

 

アーボーグの吸心鬼

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一マナ払ってサクると相手がランダムディスカード。拷問生活みたいな使いまわせるデッキでコントロールを倒すときに使えそう。

 

葬送の魔除け

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 モダンでも使われる強い魔除け。あんまりpauperだと使われていません。どのモードも強いので使うデッキは出てくるでしょう。

 

血の歌

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最大で4点全体のパワーを上げることのできるカード。カードが墓地に落ちるので、シナジーを生み出すことを評価して採用するデッキも出てきそう。

 

かまどの魔除け

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アーティファクトクリーチャーを破壊するという能力が親和に強く、全体強化はトークンデッキや横並びするスライデッキに噛み合う。

 

エルフの隠し場所

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使いやすい万能カード。トロンが1枚差ししていると強そう。コンボにも絡められる。

 

エメラルドの魔除け

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パーマネントをアンタップできるという能力が悪用できそう。

オーラでないエンチャントを破壊するモードもあるので採用できる余地は大きい。

 

シッセイの指輪

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pauperでは珍しい、大盤振る舞いにマナを伸ばすアーティファクト。シンプルに強いので、pauperでさらなる大物が出てきたら使いそう。集めておきたい。

 

ファイレクシアの歩行機械

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0マナクリーチャーはいろんな可能性があります。コンボに使えるだけでなく、タフネiスが3もあるので序盤を止めるのには十分。

アーティファクトシナジーも形成できるのでpauperでしっかり使われる日が来るはず。

 

気になるカードはありましたか?

ビジョンズもpauper的には可能性のあるカードであふれています。

次はウェザーライト。

 

まだまだ続きます。

「火付け射手」でpauperを焼き尽くそう!

こんにちは。

 

今回の新セット「破滅の刻」でまたバーンに加入しそうなカードが出てきました。

 

それは

「火付け射手」

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名前はダサいですが、pauperで相当やるカードになると思います。

 

バーンの悪魔、「熟錬金術師」の再来

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「熟錬金術士」を軸にしたバーンデッキは、このカードが場に残るかどうかがゲームを分ける大事な要素でした。

もし2体並べば宇宙。すぐに相手のライフを気持ちよく消し飛ばしていました。

 

「熟錬金術士」8枚入れることが出来るなら入れたいところでしたが、それは叶うことのない願いでした。

 

しかし、「火付け射手」が加入したことにより8枚体制が取れるようになりました。2体並ぶことだけでなく、3体並べるのも現実味を帯びてきています。

 

しかも召喚酔いしない

「熟錬金術士」とはちがって出たターンからしっかりと相手を焼きはじめます。「熟錬金術士」は通って場に出ても、そのターンに除去されたら終わり。何もしません。

しかし、「火付け射手」は通ってしまえば、除去を打たれてもスタックで火力を乗せていけば問題ありません。

 

いままでは、「熟錬金術士」の入ったバーンには除去をしっかりと構えるというのが大事でしたが、カウンターも要求してくる凶悪カード。

 

タフネス1でも気にならない

召喚酔いがないので、たとえ電謀で落ちるとしても気になりません。

電謀だと、「熟錬金術師」が落ちないので、多角的な攻めが出来ます。

 

場ががら空きだと2点で殴れるので優秀。場面によっては相手のクリーチャーに火力を使うことも多くなりそうです。

 

サンプルデッキ紹介

赤単バーン

creatures:8

4《火付け射手》
4 《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》

spells:33
4 《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4 《稲妻/Lightning Bolt
4 《針落とし/Needle Drop
4 《貫かれた心臓の呪い/Curse of the Pierced Heart》
2 《マグマの噴流/Magma Jet》
3 《焼尽の猛火/Searing Blaze》
4 《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4 《火炎破/Fireblast》

lands:19
4 《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
15 《山/Mountain》

 

バーンの「ケルドの匪賊」をそのまま火付け射手に置き換えた形です。「ケルドの匪賊」も出されたら嫌なカードですが、火付け射手は処理できなかったら終わり。そんなカードが8枚も入っているバーンとは当たりたくありません。

 

青赤バーン

creatures:12

4《火付け射手》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》

 

spells:31
3 《渦まく知識/Brainstorm
4 《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
3 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4 《稲妻/Lightning Bolt
4 《思案/Ponder》
4 《定業/Preordain》
3 《目くらまし/Daze》
2 《轟く怒り/Thunderous Wrath》

lands:17
2 《進化する未開地/Evolving Wilds》
7 《島/Island》
2 《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
2 《山/Mountain》
4 《急流の崖/Swiftwater Cliffs》

 

青赤にして呪文をチェーンしていくという部分に光を当てたバージョン。各フォーマットで禁止されている1マナドローを打ちまくり、安定して相手を焼いていく構成です。

しっかりと調整すれば、トップメタになりそうなパワーがあるデッキに仕上がると思います。

 

最後に

他にも果敢デッキなんかにもいいかと思います。殴れるので、アンブロ付与のスペルとも相性がよさそうです。

ダメージもインスタントとソーサリーに限定せずに誘発するので、アーティファクトやエンチャントを出し入れできる無限コンボなどとも相性がいいです。

 

「火付け射手」は間違いなくpauperにインパクトを与えるカードになると思いますので、いろいろな使い方を考えてみてください。